相続対策はお早めに!(ご実家の登記は万全ですか?)

不動産コンサルティング(相続・空家対策・任意売却・不動産投資等)のご相談事例

2014年6月22日掲載記事です

「相続税を払う様な財産は家には無いから、何も気にしてません。」マイホームをご購入頂く際、ご両親様からご資金のご援助があるお客様に、贈与税のこと、相続時精算課税制度に関するご説明をさせて頂いた際、お客様はもとより、ご援助なされるご両親様からも良くお聞きするお言葉です。

「相続」って云うと、皆様相続税いわゆる納税における節税のことをお考えになられる様です。来年平成27年より相続税の基礎控除額が減額されることから、新聞等各メディアでも「相続対策」に関する内容が多く取り沙汰されていますので仕方が無いのですが、実際に相続税の納税対象者は現状で全体の約4%、来年の新基準になってもそう極端に増えることは考えにくいですし、仮に納税対象となっても税額控除等もございますので、そう大きなご負担になることは無いかと思われます。そこで、今回は別の視点から「今一度のご確認」をご提案させて頂こうと思います。

私のような若輩者が申し上げるのも恐縮ではございますが、人生いろいろ、登記もいろいろです。今回はタイトルの通りご実家の登記についてのお話しです。もし、皆様がお住まいのご自宅もしくはご両親様がお住まいのご自宅が代々受け継がれてきた「家」の場合、承継時に相続登記はお済みでしょうか?ずっと同居してきたし、納税するほどの財産も無かったのでそのまま必然に住み続けていると云うケースも少なくありません。「うちは親戚同士仲が良いから大丈夫、いざ売却する時は問題無く親戚も同意してくれる筈」と安心なされている方も多い様ですが、そうでは無いのが実情の様です。今なら、親戚の伯父さん伯母さんも健在だし従兄弟とも付き合いがあるしとご安心なされるのも当然ですが、相続はいつ起こるかわからないのも事実です。年齢を重ねれば重ねる程、親戚関係も希薄化することが考えられます。具体的な例で申し上げると、おじい様が所有されていた家にお父様・お母様が同居なされ、おじい様の面倒をずっと看ていたとします。残念ながらおじい様がお亡くなりになられ、その後ご両親様が引き続きお住まいになられていたところ、何十年後かにお父様が大往生でお亡くなりになられたとします。おじい様の死亡後相続登記を完了させていないと、このご両親が住み続けてきた家、いわゆるご実家は相続人である貴方様だけで無く、お父様のご兄弟である伯父様伯母様、この伯父様伯母様がお亡くなりになられている場合には従兄弟様にも相続による所有権を主張できる権利が発生してきます。幸い、相続財産の幾分かの費用を請求されることは無くても登記を完了させる為には印鑑証明等が必要になり、面倒な手続きがあるのも事実です。なかなか実際には「無料で」と云う訳にもいかないのが実情の様です。話は変わりますがもし、ご両親様に離婚歴があり、別世帯にお子様がいらっしゃった場合等は相続人が増え、更に話が複雑になって参ります。そんなゴタゴタが嫌で相続放棄をなされる方もいらっしゃるとのお話しも耳にします。私もそうですが、目の前に思いもしなかったお金の話が舞い込んできたら、なかなか「要らない」とは言えないのが人ですよね。多かれ少なかれ欲はありますから。

せっかく残してくれる財産だからこそ、気持ちよく、そして有難く相続出来る様、皆様この機会に是非ご実家の登記を確認してみて下さい。

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