もっとお得にお家を購入する方法

不動産取引に失敗しないための基礎知識

2015年3月9日掲載記事です

以前にもこのブログで記しましたが、未だなかなかに浸透していない「既存住宅瑕疵保険制度」。

リフォーム済として販売されている多くの物件は、不動産業者である宅建業者が売主の場合が殆どですが、個人の売主様にも同制度の適用があり、この制度を利用することによって、買主様は「もっとお得に」お住まいをお買い求め頂くことが出来ます。

実際の事例を以下にお記し致しますのでご参考にして頂ければ幸いです。

先日当社で昭和60年前後の価格1000万円、リフォーム済中古マンションをご購入頂きました。幸い売主様にもご快諾を頂き、50万円価格交渉が成立しましたので950万円でのご契約です。価格交渉と共に、弊社にて売主様に事情をご説明させて頂き、瑕疵保険にも売主様のご負担で、ご加入頂く様交渉致しました。

50万円の値引きで950万円の売買価格でお買い求め頂けましたので、それだけでもお客様にお喜び頂けましたが、売主様に瑕疵保険に加入頂いたことにより、更に登記費用で数万円の軽減、住まい給付金で30万円のキャッシュバック、そして築後25年以上の為、原則ご利用頂くことが出来なかった住宅ローン控除もご利用頂けることになり、概算ですが10年間で約82万円、所得税から還付・市県民税が軽減されることになります。登録免許税の軽減と住まい給付金、住宅ローン控除の利用で、合計約120万円弱、更にお得にお買い求め頂けた計算となります。当初の販売価格が1000万円ですから、少し荒っぽい計算ですが、最終的に830万円でお買い求めいただけた形となります。

冒頭にもお記し致しましたが、本制度まだまだ浸透していないのか、登記費用軽減の為に、司法書士の先生に市役所で予め減税証明(登録免許税を軽減する為に必要な市町村が発行する証明書)について事前に確認頂いたところ、役所のご担当者(たまたまこの方だけかもしれませんが)も「今迄見たことが無いので、保険の証明書を前もって一度見せて下さい」とのお返事だった様です。「知らない・見たことが無い」と云うことは一部の担当者様だけだったとしても、まだまだ実際の不動産取引の場面で浸透していない事と実感致しました。こんなお得な制度なのに・・・勿体無いですね。

本制度はお引渡し迄に行う必要があり、売主様のご承諾があってのことですし、又保険加入には検査が必要になりますので、補修を施さなければ合格出来ない等、買主様からの希望のみでパス出来る訳ではございませんが、それでも一度トライしてみる価値はあるかと思います。個人の売主様の場合は、買主様の費用負担で瑕疵保険にご加入頂くことも可能です。但し、個人の売主様の場合は住まい給付金の対象とはなりません。

物件価格だけでなく、この様な制度を利用することにより、もっとお得にお住まいをご購入頂ける場合もあります。これにローンの金利や条件、団体信用生命保険等、様々な角度から、お客様個々のご事情に併せ、ベストとまでは申しませんが、よりベターな、お住まい探しのご提案を当社では心掛けております。セカンドオピニオンとして頂いても結構です。ひょっとしたら、お得な情報をご提供させて頂ける場合もございますので、是非一度お気軽にご相談下さいませ。

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