住宅ローン選びのご参考に

不動産取引に失敗しないための基礎知識

2014年6月1日掲載記事です。

弊社もその内の1社なのですが、広告等で物件をご紹介させて頂く際、「今の家賃とご比較下さい。月々のお支払額は35年ローンで〇〇万円!!」なんてご紹介の仕方が不動産業界の広告に蔓延しており、皆様もよくご覧になられるかと思うのですが、勿論これは嘘偽りではございません。ただ、この場合のローン商品と云うのが「変動金利」タイプの商品で、尚且つ試算金利はその時の多くの金融機関の「最大優遇金利を取得出来た場合の金利」にて計算をしている場合がほとんどなのです。言い換えると借り入れすることが出来た場合の一番安い支払額と言えるでしょうか。

時代が今から15年前後位前でしたら、「その方法」が一般的な住宅ローンの組み方だった様に記憶しているのですが、今は民間金融機関でも超長期固定金利(35年固定)の商品があったり、変動金利と長期固定金利を組合わせてそれぞれのメリットを享受し、そしてそれぞれの商品のリスク(デメリット)を分散させる形式を取ることも出来る「ミックス型ローン」等商品も多彩になっておりますので、数パターンの試算でご検討なされることをお奨めさせて頂きます。

先ずは変動金利とはどういう商品でどう云うリスクがあるのか?固定金利とはどう云う商品なのかと云ったことを、担当の不動産業者様に質問をなされることをお奨め致します。場合によっては金融機関様に直接お尋ねになられるのも十分に「有」だと思いますよ。弊社では基本的に私共のご説明の後、再確認の意味も含め金融機関でもう一度ご確認頂くことをお奨め致しております(他のお客様のローンの組み方等、最近のトレンド情報も聞けるので一石二鳥ですね)。長いお付き合いとなる住宅ローンです。実際にこれからお支払いになられるのはお客様ご自身ですので、それぞれのローンの特徴等もしっかりと把握なされ、物件探しと同様に慎重にご選択頂くことを切に願っております。

そして、金利だけではございません。お客様がマイホームをご購入なされる理由の一つでもあります「将来の健康リスク」に備え、これも各金融機関によって商品の違いがございますが、団体信用生命保険に於ける「疾病特約」等各オプションもしっかりとご比較頂き、住宅ローンのお借入先をご選択下さい。

民間金融機関の多くは団体信用生命保険の加入を絶対条件としているのですが、この団体信用生命保険と云うのがお借入者様の「死亡」もしくは「高度障害状態」等で各保険会社が定める一定の状態に該当する場合のみ保険でローンが無くなると云うものなのですが、最近の医療の進歩等を考えてもそうですが、そう簡単に人は亡くならないと思います。いわゆる三大疾病と言われるガンや急性心筋梗塞、脳卒中等の病気になっても完治する可能性が非常に高くなっており、現役復帰なされる方も多いと聞いております。この場合でも治療期間中や治療後、お仕事を100%の状態で復帰が出来ない状況でもローンのお支払いは続くことになります。(実際私も病気(その方は生活習慣病でした)を患いローンの返済が出来なくなり、ご自宅の売却を余儀なくされたお客様のお手伝いをしたこともございます)。治療中の収入は公的保険や生命保険で補てんされる場合もありますが、治療費や生活費を考えると少し心配が残ります。

そこで、お客様皆様にお奨めさせて頂いているのが、三大疾病特約や生活習慣病等の保証も付いている8大疾病保証付き、ガンのみ保障特約、最近では要介護状態保証付き等各金融機関が出している団体信用生命保険のオプション(特約)商品です。このオプション分は月額数百円程度から金利に0.3%程度上乗せする場合等、費用が生じる場合が多い為、お客様のご年齢・お借入額・ご環境等も考慮の上、住宅ローンを申し込む金融機関選びの選択肢の重要要素であることを今一度ご確認下さい。(先のお客様がご購入なされた時に、この様な疾病特約があれば、ご自宅の売却をせずに済んだと思います。)

物件選びが進み、住宅ローンの申し込みを行う際には、「何故その金融機関で申し込むのか」「他にどんな金融機関があるのか」等、担当の不動産業者様に是非「理由」をご確認下さい。「返事が早い」とか「融通が利くから」等業者の都合であっては決していけませんので。

金利だけでなく、この様な保険商品の内容や保証料、事務手数料、繰り上げ償還の費用の有無等も長期にわたる住宅ローンの金融機関選びの重要項目です。住宅ローン選びは「総合的にご判断をなされること。」と言っても難しいですね。最低2~3金融機関の返済シミュレーションと商品説明を担当業者様に確認なされるだけでも、ローンに対するお考えに違いが出てくると思います。

※保険商品、金利に関する内容は、一般的な内容を記載しております。お客様のご事情により記載内容と異なる場合があること、ご希望のご選択を頂けない場合があること等、予めご理解・ご了承下さいませ。

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