「住まい給付金」活用してますか?

不動産取引に失敗しないための基礎知識

2014年7月15日掲載記事です。

消費税増税に伴い創設されました「住まい給付金制度」。皆様フルに活用なされていらっしゃいますか?あるセミナーに参加させて頂きお聞きしたところ、新築分譲住宅については浸透してきているのですが、宅建業者が売主となる中古物件については、まだまだ浸透していないとのことでした。

そもそもこの制度、消費税が8%になった現在では最高で30万円の給付(10%増税時は内容が異なる予定です)が受けられると云う制度なのですが、新築物件に於いては瑕疵担保履行法の施行に伴い一部を除きほとんどの物件は住宅瑕疵担保責任保険に分譲業者が加入していることから、仲介業者等からのアナウンスもあり、利用率も高い様子ですが、これが中古物件となると「ガタッ」と少なくなる様です。実際私も日々出てくる新規の物件資料を見てましても「リフォーム済」等と記載された物件は最近特に多いのですが、その中で「瑕疵保険加入」や「住まい給付金利用可」と云った類の言葉が非常に少ない様に思っておりました。あえて費用のかかる瑕疵保険に加入しない宅建業者様もいらっしゃる様ですが、実は「制度の概要をご存知無い」「手続きが面倒くさそう」場合によっては「給付金の額は値引きで対応する」と云うお考えの宅建業者様も多くいらっしゃるとのことでした。

そこで、皆様にワンポイントアドバイスです。昭和56年6月以降の建築物件(戸建・マンションは問いません)で物件資料等の価格欄に「課税」や「税込」(課税と記載のあるものは課税業者が販売していると云うことで今なら物件価格に8%の建物分消費税が課税されており宅建業者売主の場合が非常に多いです)と云う記載のある物件をご検討なされていらっしゃるお客様、十分に住まい給付金をゲット出来るチャンスがございますので、是非ご一報下さいませ。

あくまで最大で30万円の給付ですが、現金だけの特典ではございません。給付金制度を利用する為には瑕疵保険への加入が義務付けられており、瑕疵保険に加入することが出来れば①登録免許税の軽減②住宅ローン減税が受けられる等の特典もございます。先程の例で給付金同等額の30万円の値引きを売主様よりご了解頂けたと仮定した場合、以下の様な違いが出てきます。

例)昭和62年築の2000万円の中古物件を期間35年金利1.73%でローンを組み購入した場合、(瑕疵保険を利用しない場合)2000万円-30万円(値引き)=1970万円→1970万円のお借入をなされた場合、総返済額は26276185円となりますが、(瑕疵保険を利用した場合)2000万円-20万円(値引き-瑕疵保険加入費用)=1980万円となり総返済額は26,409,566円と金利分で約33,381円お支払いが増える形になりますが、その分付加価値として、最大30万円の給付金を受けることが出来、瑕疵保険加入費用約10万円を値引きから削られたとしても20万円は値引きがある訳ですから、50万円得したことになります。これに住宅ローン控除を最大限利用出来たとすると、10年間で約173万円(借入)の還付を受けることが出来、金利を除いても合計で約220万円も瑕疵保険を利用する方がお得になります。つまり最終的には1970万円で購入する予定だったお家が、1780万円で購入できた形となります(概算)。こ・れ・に売主様自らの瑕疵担保責任(2年)に加え、保険(主要構造部最大5年の瑕疵保証)にも加入する訳ですから、お客様の安心感も含めると、もっともっとな「お得感」では無いでしょうか?

この制度、不動産業者からの申請では無く、基本的にお客様からの申請となるので浸透しないのも一つの要因かと思われますが、「知らなかった」では、お客様に多大な損をさせてしまいます。知っていても最初から制度の利用を諦めてしまってアナウンスもしないと云うのも如何かと思います。物件情報だけでなく、プロとして仲介手数料を頂戴する以上、トータル的にご満足を頂けるサービスを提供させて頂くことが、最低限の仲介業者としての仕事だと考えております。

各ポータルサイト等に気になる物件がおありのお客様、殆どの物件は何処の不動産業者でもお取り扱いは可能ですので、本内容にご興味のあられるお客様はお気軽にお問合せ下さいませ。

※ブログを書く度、文才が乏しくご理解頂き辛い表現になっておりますことに自己嫌悪を抱いております。謹んでお詫び申し上げます。

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